ソーシャルレンディング会社のリスクを考える

2016年04月06日(水)00:00

ソーシャルレンディング投資はまだ新しい投資ジャンルのため決して情報が多いとは言えず、自分でリスクをとれるか都度判断して投資を行う必要があります(他の投資でもそうですが)。

そんな中、私もソーシャルレンディング投資を始めてまだ数ヶ月ではありますが、投資を行う際にどのようなリスクがあるか、どのような対策があるかを考えて行っているか、ここで数回に分けて整理しておこうと思います。

ソーシャルレンディング投資におけるリスクの種類

ソーシャルレンディング投資におけるリスクは次の3種類に大別できると考えています。


投資先の貸し倒れリスク

投資先企業の破綻などにより投資資金が回収できなくなるリスクが考えられます。

ソーシャルレンディング会社のリスク

ソーシャルレンディング会社自体が破綻した場合は、そのソーシャルレンディング会社に預けているすべての投資金額が回収できなくなる可能性も考えられます。

その他のリスク

その他、海外投資案件の場合は為替変動リスク、それ以外にも社会情勢によるリスクなども考えられます。

この中で影響が大きいのはソーシャルレンディング会社によるリスク投資先の貸し倒れリスクその他のリスクの順と考えています。このため、まずはソーシャルレンディング会社のリスクについてどのように考えて投資しているかを整理します。
 

ソーシャルレンディング会社のリスクを考える


投資の基本に分散投資があると思いますが、ソーシャルレンディング投資でも1つの会社に集中せず投資を行うことをお勧めします。ただその上で個々の会社の評価について、次のような観点でどの程度リスクを取って良いか自己の判断の参考にしています。


親会社がしっかりとしているか

親会社がしっかりとしていれば長期的な事業計画に基づいて経営され一時的な赤字でも耐えられたり、破綻してもある程度は親会社が面倒を見てくれる可能性が考えられますので、多少リスクが下がると考えています(保証はありません)。

SBIグループのSBIソーシャルレンディング、上場企業のロジコムが親会社であるLC Lending辺りがこの対象でしょうか。また親会社ではありませんが、伊藤忠商事が18%株を持つ(2015年3月当時)クラウドクレジットもこれに近いでしょうか。

過去からの実績がどの程度あるか

ソーシャルレンディング投資の歴史は浅いとはいえ少しずつ実績を増やしてきた会社もあります。日本で最初にソーシャルレンディングを開始したmaneo(2008年)、その次はAQUSH(2009年)、SBIソーシャルレンディング(2011年)あたりの会社でそれなりに実績が蓄積されており、破綻の可能性が多少下がっていると考えています。

預かり資産を信託保全しているか

信託保全は顧客の投資資金を分別管理、保全し、ソーシャルレンディング会社が破綻しても代理人により投資家に資金を戻すことのできる仕組みです。私の知る限りではスマートエクイティだけがこの仕組みを持っています。

主にこの3点を考えていますが、その他の細かい判断ポイントとしてはソーシャルレンディング事業以外の柱となる事業を持っているか、外部監査を受けているか、社長やスタッフの金融、不動産業の経験がしっかりとしているか(金融や不動産業の経験)、なども参考にしています。




SBIソーシャルレンディングはSBIグループの一員で、実績も多いため一番多く投資資金を預けている会社です。

また一度投資した後も常にその会社を信用しすぎず定期的に様子が変わっていないかをウォッチすることも大切と考えています。

なお小さな対策ですが、元本や金利が戻ってきた後も投資予定の無い待機中の資金についてはソーシャルレンディング会社の口座においたままにはせず銀行口座に戻しておくこともひとつの立派な対策になるのでは、と考えています



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